成人祝いは成人式に渡す？誕生日に渡す？ 渡すと喜ばれるものとは

親族や知人の子が、成人式を迎えて大人の仲間入りをしたら、お祝いをしたいと考える方もいるかと思います。
では、成人のお祝いは、いつ渡せば良いのでしょうか。
今回は、成人祝いを渡すタイミングと、喜ばれるプレゼントについて解説します。

2019年現在の法律では、満20歳以上が成人と定められています。成人のお祝いは、20歳を迎えた誕生日に渡した方が良いのか、成人式の日程に合わせて渡した方が良いのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に決まりはありませんが、どちらかを選ぶなら、成人式に合わせてお祝いをしてあげましょう。なぜなら、成人式は人生において一回しかないお祝い事であり、人生の節目でもあるからです。
「成人式もお祝いしたいけど、二十歳の誕生日もお祝いしたい」という方もいるかと思います。その場合は、成人祝いと誕生祝いを分けて考えます。誕生日には誕生日プレゼントを、成人式には成人祝いを贈るのがスマートです。

成人祝いを渡すタイミングは、早すぎず遅すぎないように、成人式の当日か前日がベストです。
配送する場合も、その頃に相手の手元に渡るように準備を進めましょう。
ただ、「当日に直接手渡したい」という気持ちはあるものの、うまく日程の都合がつかないこともあります。
そういった際は、お正月など、顔を合わせる機会があるときに渡しても良いでしょう。
なかなか都合がつかず、万が一、プレゼントを贈るタイミングが成人式の後になってしまう場合は、手渡しは諦めて配送することをおすすめします。
ただ、お祝いの手配が間に合わず成人式後になってしまったとしても、プレゼントを贈ることに問題はありません。
その際、「遅くなりましたが……」とひと言を添えると気持ちが伝わります。

成人祝いの相場は、成人を迎えた相手との関係によって変わり、相場はおおむね次のようになっています。

・相手が自分の子どもの場合…10,000～100,000円
・相手が孫の場合…10,000～50,000円
・相手が自分の兄弟姉妹の場合…10,000～20,000円
・相手が甥・姪の場合…10,000～20,000円
・友人や知人の子どもの場合…5,000～10,000円

成人祝いは、基本的にお返しをしません。
そのため、あまり高額なものを贈ると、かえって相手の負担になってしまうこともあるので気をつけましょう。

大人の仲間入りをする成人のお祝いには、どのようなものを贈れば良いのでしょうか。おすすめの成人祝いをご紹介します。

• 現金

  現金は味気ないのでは……と思う方もいるかもしれませんが、実はとても喜ばれるプレゼントです。何を選んで良いのか迷ってしまい決められないときは、現金をご祝儀袋に入れて贈りましょう。
  ご祝儀袋の水引は、結び切りではなく、蝶結びになっているものを使います。表書きには、「祝成人式」「御成人祝」などと記し、下半分に自分の名前を書きましょう。
  お札はできるだけ新券を用意し、中封筒の表側、なおかつ上側に肖像画が来るような向きにして入れます。
  「記念の品を自分で選んで買ってほしい」というのであれば、現金ではなく商品券にするという方法もあります。

• 財布

  本革仕立てなど、長く使える質の良いお財布も人気があり、喜ばれるプレゼントのひとつです。10代のうちは、高級財布に憧れはあるものの、自分のお小遣いではなかなか買えません。
  プレゼントされて高級なお財布を手にしたときには、大人の仲間入りをしたという実感がわいてくるのではないでしょうか。

• アクセサリー

  贈る相手が女性なら、本物志向のアクセサリーもおすすめです。真珠やダイヤモンドをあしらったものを成人祝いとして贈るご両親や祖父母の方が多いようです。また、誕生石を施したものもおすすめです。
  ただ、アクセサリーは好みの分かれるアイテムですので、本人の好みが分からない場合はデザインの凝ったものではなく、シンプルで使いやすいものにすることをおすすめします。

• 社会人になっても使えるグッズ

  成人を迎えた方の多くは、これから社会に出ていきます。社会人になると学生時代には使わなかったものが必要になりますから、少し先取りして、そういったものを贈ってみてはいかがでしょうか。
  例えば、スーツ、高級ブランドのボールペン、名刺入れなどがおすすめです。ボールペンは100円ショップでも買えてしまうので、なかなか高級ブランドのものに触れる機会がありません。
  名入れのサービスを利用すると、オリジナリティを演出することが出来ます。名刺入れも大人になった気分を味わえますし、長く活躍してくれることでしょう。

成人祝いを贈るときは、誕生日、もしくは成人の日に手元に渡るように準備をします。もし遅れてしまった場合は、遅れたお詫びのメッセージも添えておきましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、お祝いする相手のことを思い浮かべながらプレゼントを選び、ぜひ大人の仲間入りをお祝いしてあげましょう。

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