服装や持ち物は? ペットの葬儀に呼ばれたときの参列マナー
ペットも家族の一員として認識されるようになった昨今、ペットが亡くなったときに葬儀を執り行うケースも増えてきました。
仲の良い友人から「ぜひ参列してほしい」との声がかかることがあるかもしれません。その際は、どのようなマナーで臨めば良いのでしょうか。
喪服を着た方が良い? 香典は持っていくべき? こちらの記事で、ペットの葬儀に参列する際のマナーについて解説します。
友人からペット葬儀に呼ばれたときの参列マナー
友人から「ペットの葬儀をするので参列してほしい」という連絡を受けたら、取り急ぎ、お悔やみの言葉を伝えるようにしましょう。
その際、家族を亡くしたのと同じくらいの悲しみを飼い主が抱いているという事実を思いやり、その悲しさに寄り添った言葉をかけるようにします。
「涙にくれるほどのお気持ち、お察しいたします」「かわいがってもらえた〇〇ちゃん(ペットの名前)は、本当に幸せでしたね」など、ペットと築いた関係を良い形でとらえ、言葉にしましょう。
メールやSNSでお悔やみを伝える場合には、絵文字やスタンプの使用は控えた方が良いでしょう。場合によっては不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。
生前ドッグランなどで一緒に遊んだことのあるペットを飼っている場合は、葬儀に連れていって亡くなったペットとお別れをするケースもあるようです。
ただし、ペットが立ち入れない施設もありますし、ペットを亡くしたばかりの飼い主の方が他のペットに会うことをつらいと感じる場合もありますので、事前確認をした方が良いでしょう。
斎場では勝手な行動はせず、係員の指示に従うことは、人の葬儀もペットの葬儀も同じです。
ペット葬儀に参列するときの服装・身だしなみ
ペットの葬儀に参列する場合、「喪服を着用するか否か」で迷ってしまう方が多いようです。
服装に関しては特に決まりはありませんが、喪服までは着用しなくて良いという考え方が主流となっています。
飼い主の方に事前に服装について確認しておくとより安心です。
平服で参列する場合には、あまりにもラフすぎる服やスポーティーな服、過度な露出のある服、常識的に考えて葬儀の場にふさわしくない派手な色や柄の服、毛皮などは避けるようにしましょう。
服装も哀悼の意をあらわすもののひとつですし、ペットを亡くした友人への敬意をあらわすものでもあります。
アクセサリーも控え目にするなど、あくまでも葬儀の場であることを念頭において、身だしなみを整えることが基本です。
ペット葬儀に参列するときの持ち物
服装や身だしなみの次に気になるのが、持ち物ではないでしょうか。
基本的には、次の3点を用意していきましょう。
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数珠
お焼香の際に必要となります。使わない可能性も考えられますが、かさばるものではありませんので、バッグにしのばせておくと安心です。
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ハンカチ
泣かないつもりでいても、飼い主の悲しみに触れて涙がこぼれてしまうことがあるかもしれません。
そうでなくてもハンカチは、外出時の必需品です。
真っ白のハンカチを用意する必要はありませんが、葬儀の場ですからできるだけシンプルな柄、おとなしい色合いのものを持参しましょう。 -
お供え用の花やおもちゃ
絶対に持って行かなければならないというものではないのですが、ちょっとした供え物があると、ペットに対する心遣いが感じられます。
葬儀を執り行う友人も嬉しく思ってくれるのではないでしょうか。
ペット葬儀に参列するときは香典は必要?
人間の葬儀の場合は香典を持参しますが、ペットの場合も、持参した方が良いのでしょうか。
考え方はさまざまあるようですが、多いのは「香典は不要」とする考え方です。
香典を渡すと先方も香典返しを用意しなければならなくなってしまいます。
実際に持参しても、気持ちだけを受け取って香典自体は遠慮するというケースもあるようです。
それでも「お悔やみの気持ちとして何か持っていきたい」と思うときに喜んでもらえるのが、お花です。フラワーショップで「ペットの葬儀用に」と伝えてかわいらしいアレンジメントを作ってもらっても良いですし、店頭に置かれている小ぶりのブーケでも良いでしょう。
その他、ペット用のおもちゃ、キャンドルやお線香を持参してもかまいません。
あるいは、お供えした後にペットをしのびながら飼い主の方に食べてもらえるように、お菓子を持参してもよいでしょう。
何よりも大切なのは、飼い主に寄り添う気持ち。「ペットのために供え物をしてくれた」という行為が、ペットを送り出す側にとっては嬉しいのです。
「服装や持ち物は? ペットの葬儀に呼ばれたときの参列マナー 」 まとめ
大切なペットを亡くした友人から葬儀に呼ばれたときには、お伝えしたマナーを参考にして、参列してください。
その際、忘れないようにしたいのは、悲しみにくれる友人の気持ちに寄り添うことです。
もしも葬儀に参列できないという場合は、心をこめて弔電を送ってみてはいかがでしょうか。
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