葬儀を欠席しなければならない場合はどうする?
大切な友人やお世話になった方の訃報を受けたら、他の予定をキャンセルしてでも葬儀に参列すると考える人が多いでしょう。
その一方で、葬儀よりも他の予定を優先させなくてはならない時もあります。やむを得ない理由で葬儀を欠席する場合は、故人や遺族に失礼のないよう事情を伝え誠意をもって弔意を表すことが大切です。
では実際にはどのように欠席の意向を伝えれば良いのでしょうか?ここで詳しく説明していきましょう。
葬儀を欠席する理由の考え方
例えば、親戚や友人の結婚式と葬儀の日程が重なってしまったら、どちらを優先したら良いのでしょうか。この場合、「慶事」よりも「弔事」を優先して考えるのが通例となっています。
結婚のお祝いは、式が終わった後でも十分に時間をとることができますが、故人とのお別れは、葬儀の日が最後のチャンスと考えるのが適切でしょう。
ただ、前々から結婚式でのスピーチや余興をお願いされていた場合は、周囲に迷惑がかからないよう通夜または告別式のみの参加にするなどの調整が必要です。身内の結婚式でも同様に、葬儀よりも結婚式を優先に考えるケースが多いようです。
また、体調が優れない場合も遠慮する必要はありません。妊娠中または出産直後の女性、手術後または病気療養中で付き添いが必要な場合などは、遺族や他の参列者への礼儀として参列を控えても失礼には当たりません。
葬儀を欠席する場合の注意点
遺族へ直接欠席することを伝えられる時もありますが、故人との別れに心痛める遺族に声をかけるのはなかなか難しいものです。その場合は、訃報と葬儀の知らせを受けた時点で、故人への感謝や遺族への思いを綴った「お悔やみ状」を準備し、葬儀に間に合うよう欠席の故を伝えるのも一つの方法です。
自筆の文章に不安がある場合は、電報(弔電)を利用するのも良いでしょう。電報サービスでは、葬儀用に適した例文や台紙を多数取りそろえているので、突然の訃報で時間に余裕をもって連絡ができない場合にも、スムーズに手配することができます。
遺族に欠席の連絡を入れる際は、その理由を詳しく説明する必要はありません。例えば、身内の結婚式や出産間近であることはあえて伝えず、「やむを得ない事情で葬儀を欠席させていただきます」などと、差し障りのない表現を用い遺族の心情に配慮するようにします。
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欠席する場合の香典はどうしたら良い?
葬儀を欠席した場合の香典は、遺族の都合を確認した上で直接自宅に届けます。初七日から四十九日の間に届けるのがベストです。 その際は、葬儀に参列できなかったことに対するお詫びの気持ちを丁寧に伝えるようにしまよう。 遠くに住んでいてなかなか足を運べない場合は、あらかじめ承諾を得てから書留郵便で送る方法もあります。
「葬儀を欠席しなければならない場合はどうする?」まとめ
病気療養中や海外出張中などを理由に、大切な人の葬儀を欠席しなければならない場合は、これまで築きあげてきた故人との関係に傷がつかないよう丁寧に対応します。
また、葬儀後は、できるだけ時間が空かないうちに自宅を訪問しお悔やみを述べるようにするのが大人のマナーです。
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