葬儀に参列できない場合の対処法
大切な知人や友人の訃報を受けたら、真っ先にお悔やみに駆けつけたいものですが、仕事や家庭の事情で都合がつかず、お通夜や葬儀に参列できないこともあるでしょう。その場合は、ご遺族に対し出来るだけ早く参列できない旨を伝え、失礼のないよう弔意を表す必要があります。
ここでは、止むを得ず葬儀を欠席しなければならない時のマナーや、弔意の表し方についてご紹介します。
お通夜、葬儀に参列できないときの連絡方法
お通夜や葬儀に参列できないことが分かったら、あまり時間を空けず、速やかにご遺族に連絡を入れましょう。その際、参列できない理由を詳しく説明する必要はありません。理由に関わらず「本来であれば、ご葬儀に参列しご焼香させていただくところではございますが、やむを得ない事情がありまして、お伺いできそうにありません」などと、参列できない旨のみを簡潔に伝えるようにします。
お通夜、葬儀に参列できない場合の対処法
お通夜、葬儀に参列できない場合、以下のような選択肢があります。
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お通夜・葬儀のいずれかに参加をする
可能であればお通夜、葬儀、あるいは告別式のいずれかに参加するようにします。もし、結婚式などの慶事と葬儀(弔事)が重なってしまった場合は、故人へ別れを告げる最後の機会となる弔事を優先させます。なお、妊娠中、または出産直後の女性や病気療養中の場合などは、無理して参列せず欠席しても失礼に当たりません。
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後日弔問に行く
葬儀を終えた直後は、ご遺族の気持ちも落ち着かず疲労もピークに達しているはずです。後日弔問へ伺う際は、ご遺族の負担にならないよう、電話で都合を聞いておくと良いでしょう。当日は、故人に供えるお菓子やお花を持参し、出来るだけ長居をしないことがマナーです。
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供花を送る
親しかった友人、クラスメイト、お世話になった上司などが亡くなり葬儀に参列できない場合は、供花や盛籠を送ると良いでしょう。複数の友人や同僚などと連名で送ることもできますので、その場合は一緒に送る人の意見を取りまとめておきます。 供花や盛籠を送る際は、ご遺族に直接送るのではなく、葬儀会社や寺院へ連絡し、代金や配送時間の調整をした上で送るとスムーズです。
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お悔やみ状を送る
お悔やみ状(お悔やみを伝える手紙)はできるだけ早く、遅くとも初七日までに届くよう手配するのがマナーです。香典を同封し、現金書留で送っても構いません。便箋・封筒はできるだけシンプルなものを選び、季節の挨拶などの前置きを省略した形で、葬儀へ参加できない旨を伝えます。
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弔電を送る
弔電(電報)は、早いものだと申し込み当日に届けることができますので、欠席する旨をなるべく早く伝えたい際に最適です。お線香付きの弔電など種類も豊富です。 ⇒葬式・告別式に送る電報を探す