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直前で結婚式を欠席しなければならないときにすべき対応

直前で結婚式を欠席しなければならないときにすべき対応

公開日：2018年10月15日
更新日：2023年10月1日

結婚式をドタキャン……直前で行けなくなった時にすべき対応

結婚式に出席すると返信していたにも関わらず、急遽キャンセルせざるを得ないと分かったら、すぐに相手に連絡をするようにしましょう。欠席の理由はできるだけ簡潔に伝え、まずはお詫びの気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
ここでは、結婚式の直前になってキャンセルすることになってしまった場合の連絡方法やご祝儀の渡し方について説明します。

式の1～2週間以上前にキャンセルする時の連絡方法

挙式の1～2週間前は式の準備も終盤で、出席者に合わせて食事や引き出物、席次表の準備が済んでいることも多いでしょう。
招待状返信後のキャンセルは相手方の負担になるので、できるだけ早く直接電話をして欠席の意向を伝えるようにします。
メールやSNSなどで済ませるのは失礼にあたるだけでなく、会場で再会するのを楽しみにしていた相手をがっかりさせてしまいます。

一度出席すると伝えていたものを式の直前になってキャンセルするのは心苦しいものですが、「仕事でトラブルがあり」などと、正直にわかりやすく簡潔に伝えるのが先決です。
ただし、「親戚の不幸」や「体調不良」など、相手にネガティブな印象を与えてしまうような場合は、「後日改めてお話させて頂きます」などと詳細を説明せず多少曖昧な程度に止めておきます。

結婚式前日、当日にキャンセルする時の連絡方法

前日や当日にやむを得ず欠席しなくてはいけなくなった場合、一刻も早く電話で伝えるようにしましょう。当日は相手方も忙しいので、電話がつながらない場合は結婚式場に連絡をして担当者に伝えてもらうと良いでしょう。
一緒に参加する予定だった友人に伝えて伝言をお願いするのは失礼にあたるので、できるだけ避けるようにします。

また事前にスピーチや余興をお願いされていた場合は、自分で代役を探してしまうのはマナー違反です。
スピーチや余興は、あくまでも相手方の思いや希望で企画されるものですので、相手方の判断に任せるようにしましょう。

結婚式を直前でキャンセルした場合のご祝儀について

結婚式をキャンセルした場合でも、ご祝儀はお渡しすることがマナーなので準備をしましょう。ただし、金額はキャンセルのタイミングによって少し変わります。

結婚式2週間以上前にキャンセルした場合のご祝儀

結婚式のご祝儀は、お祝いの気持ちに、当日のお料理や引き出物の分をプラスするという考え方が基本となっています。2週間以上前に欠席の連絡を入れるのであれば、よほどのことがない限り、お料理も引き出物もキャンセルをして数を減らすことができるはずです。そう考えると、お祝いの気持ちとして包む予定だった半額ほどをご祝儀とすれば差し支えないといえます。式が執り行われる前にお渡しするようにしましょう。

ただ、自分の結婚式に参列してくれたゲストの結婚式を急きょ欠席するという場合は、少々事情が変わってきます。自分はご祝儀を頂戴し、参列して祝福していただいたわけですから、やはりそれ相当のお返しをするのがマナーといえます。欠席の連絡が2週間前以上であるか否かに関わらず、頂いたお祝いと同額のご祝儀をお渡ししましょう。

結婚式2週間以内にキャンセルした場合のご祝儀

結婚式まで2週間をきっての欠席は、相手に迷惑をかけるだけでなく、気持ちにも負担をかけてしまいます。お料理や引き出物の準備も進んでいるはずですし、席次表や当日の進行にも影響することも……。たとえ、当日は欠席となりお料理や引き出物を頂くことができないとしても、その分も負担するのがマナーといえます。

特に、前日・当日などは新郎新婦も準備に追われて慌ただしいなかで式場へ連絡しなければならないなど、負担をかけることになりかねないので、胸に留めておいてください。

ご祝儀は、単に「自分が受け取る品にかかる費用を負担する」という意味で準備するものではありません。出席者が相手方に対して「新しい門出を祝福する」気持ちを表すものでもあるため、「欠席するのだからご祝儀は不要」「引き出物をもらえないのだから金額を減らしても良いのでは？」などと考えるのは失礼に当たるのです。

結婚式をドタキャンしてしまった場合は、式からあまり時間を空けずに自宅を訪問し、お詫びとお祝いの言葉を添えて直接ご祝儀を手渡すのがマナーです。遠くに住んでいてすぐに訪問できない場合は、相手の了承を得た上で現金書留封筒を使って郵送する方法もあります。

結婚式をドタキャンしてしまった後のフォローは？

結婚式をドタキャンすると、新郎新婦をがっかりさせてしまいますし、申し訳なさでいっぱいになってしまうものです。
その思いを払拭するためにも、次のような方法でフォローすると良いでしょう。

式当日に電報を贈る

前日までに欠席の連絡をしている場合は、ぜひ電報を贈ってお祝いの気持ちを伝えましょう。電報は前日の夜までに依頼すれば翌日に届けることができますし、即日配達や数時間での配達を可能にしているサービスもあります。
また、「メッセージだけではなく、プラスして何か気持ちを添えたい」と考えることもあるかもしれません。その場合は、花束、ぬいぐるみ、バルーンなどのギフトが添えられる電報があるので、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。結婚式の場で、電報の紹介とともにギフトが手渡されたら新郎・新婦にとってはサプライズな出来事になりそうですし、場に華を添える役割もしてくれそうです。「急に欠席して、本当に申し訳ない」という気持ちも、より伝わるのではないでしょうか。
致し方のない事情で当日ドタキャンの場合も、電報会社に問い合わせ、披露宴の開演時間に間に合うようであれば、手配してみても良いでしょう。

ただ、ひとつ気をつけたいのは、メッセージに欠席のお詫びなどは添えないこと。大勢の前で読まれる可能性もありますからマイナスな言葉は控え、「おめでとう」の気持ちだけを伝えましょう。どうしてもお詫びをしたい場合は、後日あらためて伝えるようにします。

式当日に贈る電報の例文

欠席となった場合の電報の例文を2パターン、紹介します。

・友人へ
ご結婚おめでとうございます
とてもなごやかでステキな結婚式なのだろうなと想像すると
その場にいられないことがたまらなく残念です
生活が落ち着いたらぜひ食事に行きましょう
「おめでとう　お幸せに」のカンパイは
ぜひそのときに！
結婚式のビデオも必ず見せてくださいね
新婚ホヤホヤのおふたりに会えることを
心から楽しみにしています

・会社の同僚へ
ご結婚おめでとうございます
今日の良き日に備え準備万端整えておりましたのに
出席ができなくなってしまったこと本当に残念です
ぜひとも直接お祝いの言葉を伝えたかったのですが
この電報にわたしの気持ちを託してお届けします
結婚式のことや新婚旅行のこと
新しい生活のことなどいろいろとお話を聞けること
心から楽しみにしています！
お祝いの機会を別に設ける

お詫びもかねて、食事会など、お祝いの席を設けても良いでしょう。
ドタキャンした立場としては、できるだけ早く開催したいところですが、式直後は、新婚旅行や新居への引っ越しや片付けなどで忙しく過ごしているものです。
「落ち着いたころに、ぜひ」と声をかけて、お互いの都合を考えながら日程調整をしましょう。事前にご祝儀を渡せていない場合は、この時に渡すようにします。